投稿者「mail@hobundo.jp」のアーカイブ

印鑑の朱について

印鑑屋さんの広告等では印面が朱色に塗られている黒水牛や象牙の印鑑の写真がよく載っていますね。当店でも出来上がった印鑑の印面は朱色にしてお客さまにお渡しさせていただいております。
この朱色、実は書道に使う朱墨を塗っているのです。当店では下の写真の小指ほどの大きさの朱墨を使用しているのですが、なかなかのお値段なんですよ[:ぎょ:]

まぁ、お値段の事はさておき、なぜ印面を朱色にするのかと言いますとお客様に容易に文字を確認していただくという理由もございますが、一番の理由は彫刻士が印鑑の仕上げ作業で文字を確認する為にどうしても必要なのです。[:ピース:]
印面の朱色がお気に召さない場合には墨ですので水で洗い流す事が出来ます。但し木材の印鑑の場合は水は大敵ですので、絶対に洗い流さないで下さい。

さくら?印鑑?

3月に入ったのに、また冬に逆戻りの寒さですね。。。
東京は雪のひなまつりとニュースで見ました[:雪だるま:]
先週のお話ですが、新大阪~鹿児島直通列車「九州新幹線」の名前が
さくら」に決定したそうです。とってもいい名前ですね♪
「桜」って歌にもたくさんありますね。
福山雅治「桜坂」・ケツメイシ「さくら」・コブクロ「桜」・河口恭吾「桜」・
森山直太朗「さくら」・最近ではレミオロメン「さくら

わっ、、たくさん出てきました[:ぎょ:]
芳文堂でも「SAKURA(さくら)」と名づけたオリジナルの印鑑がありますので、
「さくら」と聞くと、「ナニナニ?」と気になります[:ぽわ:][:ぽわ:]

「桜の木」を使用しました花遊印SAKURA
ちなみに、新幹線のさくらは新大阪~鹿児島間を約4時間で走るらしいです。
鹿児島へは行ったことがないので、「さくら」に乗って行ってみたいです[:ピース:]

芯持ち象牙印鑑

象牙は中心に近いほど目が細やかになっており、中心部には芯が通っております。
当店では中心に近い目の細かい部分から採取された象牙を上質、少し目の粗い部分から採取された象牙を並質として販売をさせていただいておりますが、特殊な象牙の高級印鑑としまして芯持象牙という商品がございます。
これは、象牙の中心部の芯の部分から採取された印鑑になりますが、芯の小さなメス象の牙から1~2本しか採取する事の出来ない非常に希少性のございます象牙の印鑑です。
また、目の細かい中心部から採取された印鑑になりますので、最も耐久性のある象牙印鑑でございます。
但し、象牙にも個性があるようで、芯の色、大きさは様々です。芯が小さい程良質と聞いた事がありますが、あまり小さすぎますと芯が目立たなくなりますので、ある程度の濃さ、大きさも必要かなと思ってしまいます。
大変高価な印鑑になりますので、可能であれは当店に限らず実際に印材をお店で確認される事をおすすめさせていただきます。