練り朱肉のお手入れ

朱肉にはスタンプ台タイプの簡易朱肉(銀行等によく置いてあるもの)と練り朱肉(印泥)があります。
どちらの朱肉にも一長一短があり、主な違いは「印鑑(印影)の写り具合」と「印影の耐久性」になります。
簡易朱肉はスタンプ台のような感じで手軽に使用出来ますが、写り具合は朱が薄く少し水っぽい印象です。ただ、近年では速乾性の簡易朱肉等も出来て、写り具合も多少は改善されているようです。
また、紙に押した印影が年数が経つにつれだんだんと薄くなってしまいます。
練り朱肉は印鑑へのノリも良く綺麗な捺印が期待出来ます。また、印影の耐久性も良いので、作品等では練り朱肉を使います。但し、練り朱肉は良い状態を保つのにお手入れが必要になります。
<練り朱肉(印泥)のお手入れ>
(1)練り朱肉には油分が多く含まれており、その油分が浮いてきますので、ヘラ等で油分が均等になるようによく練ります。
(2)また、ご購入直後の練り朱肉に多く見られますが、油分が多すぎる場合には油取り紙等で油分を取り除きます。
上記の(1)(2)を何度も繰り返す事によりだんだんと朱肉が良い状態になります。

※梅干しではありません
また、裏技ですが、すぐに綺麗な印影が必要な場合には、冷蔵庫で小一時間冷やしてからご使用下さい。練り朱肉が硬くなり、驚くほど使い勝手が良くなります[:にひ:]

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